大きな目標より「小さな目標」。40代が挫折のループから抜け出した考え方

コラム

「よし、今年こそ大きな目標を立てて頑張るぞ」

そう意気込んでスタートしたのに、気づけば挫折している——そんな経験はありませんか。

私は何度もありました。むしろ、大きな目標を掲げては挫折する、というのを繰り返してきた人間です。でも40代も後半になった今、ようやく「大きな目標ではなく、小さな目標を少しずつクリアしていく」ことの大切さに気づきました。

この記事では、私がなぜそう考えるようになったのか、そして小さな目標がなぜ人生を良くしてくれるのかを、自分の体験を交えてお伝えします。


大きな目標は、挫折が早い

思い返してみると、私は大きな目標を掲げたときほど、実現できませんでした

典型的だったのが、副業や投資です。「月に〇〇円以上稼ぐ」といった大きな目標を立てては、うまくいかずに挫折する。その繰り返しでした。

そして厄介なのは、大きな目標は挫折するのも早いということです。

一度挫折すると、また振り出し(スタートライン)に戻ってしまう。それだけならまだしも、「自分はダメな人間だ」という自己嫌悪に、しばらくの間とらわれてしまうのです。

さらに時間が経つと、その反省も忘れてまた大きな目標を掲げ、同じスパイラルに陥る——。私は、これを何度も繰り返してきました。

この悪循環を抜け出すうちに、自然と「できる範囲の小さな目標を、少しずつクリアしていく方がいい」と思うようになったのです。


小さな目標でうまくいった例:「1日10分の筋トレ」

一番分かりやすい成功例が、筋トレです。

最初、私は「ジムに通おう」と考えました。実際に月額契約をしたこともあります。でも、結局続きませんでした。

続かなかった理由は、トレーニングそのもの以前にありました。着替えを用意して、ジムまで向かう——その一連の行動が、大きなストレスになっていたのです。

「それなら自宅で」と、ダンベルとベンチを買って、しっかりトレーニングしようと考えました。でも、それも続きませんでした。「しっかりやる」という目標自体が、まだ大きすぎたのです。

最終的にたどり着いたのが、YouTubeを参考にした、1日10分程度のちょっとしたトレーニングでした。

これで、ようやく継続の習慣ができたのです。

マッチョな体型になったわけではありません。でも、適度に引き締まった体型を、無理なく維持できています。「ジムでみっちり」という大きな目標では一度も続かなかったのに、「1日10分」まで小さくしたら続いた。これが、私にとっての大きな気づきでした。


なぜ「小さな目標」が良いのか

私なりに、理由は3つあると思っています。

① 年齢を重ね、高望みする必要がなくなった

若い頃のように、無理に高みを目指さなくてもいい。等身大で、今の自分にできることを積み重ねれば十分だと、年齢とともに思えるようになりました。

② 大きな目標は「悪循環」を生む

先ほど書いた通り、大きな目標は挫折・諦め・自己嫌悪につながりやすい。そしてそれが悪循環となり、かえって自分の人生を悪くしてしまうのです。

③ 小さな目標は「好循環」を生む

逆に、小さな目標は達成しやすい。達成できれば、それが自己肯定感につながります。「できた」という小さな成功体験の積み重ねが、少しずつ人生を良い方向に動かしていく——これが一番大きい理由です。


小さな目標を続けるコツ:「手軽にできる環境」を整える

実践するうえでのコツは、少しでも手軽に実践できる環境を整えておくことです。

たとえば、私がやっていること。

  • ダンベルを目につくところに置いておく
  • トイレに行くついでに、10回1セットのトレーニングをする(1日に3回トイレに行けば、それだけで3セット達成)
  • 読みたい本を、いつでも手に取れる場所に置いておく

読書も同じです。ちょっとした空き時間に、なんとなくスマホを見るのではなく、1日20〜30ページだけでも読んでみる

こうして日々続けていると、確実に効果が実感できるようになります。そして効果が見えると、「もっと続けよう」という気持ちが自然と湧いてくる。小さな成功が、次の行動を呼ぶのです。

ポイントは、「やる気」に頼らないこと。やる気は続きません。だからこそ、やる気がなくてもできてしまうくらい、ハードルを下げた環境を作っておくことが大切なのだと思います。


まとめ:年齢を重ねたら、等身大の目標を少しずつ

最後に、私が一番伝えたいことを。

若い頃なら、大きな夢や目標を立てても良いと思います。挫折も含めて、それが糧になる時期です。

でも、ある程度年齢を重ねた人であれば、話は別です。等身大の小さな目標を、少しずつこなしていくこと。それが、結果的に人生をより良くしていくと、私は実感しています。

大きな目標を掲げて挫折し、自己嫌悪に陥るループを、私はもう繰り返したくありません。今は、1日10分の筋トレ、1日20ページの読書——そんな小さな積み重ねの中に、確かな手応えを感じています。

もしあなたが今、「また続かなかった」と落ち込んでいるなら。目標が大きすぎただけかもしれません。もっと、もっと小さくしてみてください。 続けられる大きさまで下げることは、決して後ろ向きなことではないのです。

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